根腐れさせちゃったときのリカバリ-法
秋口の9月~10月で病気の大発生、ホマロメナはトロトロ、あぐらの根っこはボロボロ( ̄□ ̄;)!!
なんてこったいってのが2年前に起きたKN便のトロケなんて可愛く見えるくらいの大惨事。
9月頃の気温って梅雨と同じくらいでカビの繁殖的期なんですよね~キノコも生えるし。。。
室内育成は空気が澱み湿気が循環せず、外より病気の出やすい環境だってのをすっかり忘れて右往左往orz
昨年からリカバリ-を続けてようやく9割以上が復活し(文字通り完璧な状態まで)あと少しでコンプリートってところです(^^)v
自分はホントへたくそだな~と“痛切な反省”をした瞬間です。
【教訓】
・用土は買うな!自らのスタイルに合わせて作るべし!
・葉っぱの株が増えても毎日様子を見てやるべし!
・「ん?」と思った株は絶対調子を崩していると思うべし!
・人の言うことを真に受けて直ぐ真似するべからず!
ほんで本題のリカバリ-法ね。
あぐら限定ですが、私のやった範囲では他にも太い草は応用効くんでどぞ!
でも細い草はだいたいアウトです。
もって良い方法があるわいという方、批判不要でみんなに教えてください( ・_・)ノ
根腐れの種類から対応をわけます!
★1 赤黒く変色し根やイモが中空になってくる根腐れ
フザリウム病だと思うんですが2年前にやられたのがこいつ!
思いっきり高湿度にしたケースで発症しなかったりするので良くわからんヤツ
【原因】
・水の与え過ぎ
・用土の水抜けが悪い
・ケース内空気が澱んで循環しない
《特徴》
・オレみたいにしつこい
・赤黒いのが少しでも残っていると再発
★2 KNみたいに根元でどろどろに溶けて倒れる根腐れ
ピシウム腐敗病っていうKNと一緒のあかんヤツ、水浸状に溶けるのが特徴
【原因】
・常在菌なので湿度管理や水のやり過ぎ等の管理
・枯葉やカットした葉っぱ等生の有機物を放置すると菌が増えて発症
《特徴》
・オレ以上にしつこい
・菌糸は3cm/1日くらい伸びてあっという間に倒れる。
・ノウハウを持たないと根治は難しい
★1の対策は馬糞(Heat waveさんで販売)ベラボン(あく抜きベラボンでホムセンで販売)で行います。
両方とも一晩水につけてから使用します。
ベラボンは一度煮るといいそうです。ずぼらな私はそのまま使っていますが、、、
※馬糞が手に入らないときは椰子繊維(ココファイバー)を買って20~30cmにカットしてぐるぐる巻にすれば代用できます。
壱 根っこが全く無いとき→馬糞養生
・地際まで赤黒く腐っていると思いますので青いところで思いっきりカット
・ガスコンロの火で切り口を焼きます。(面倒くさいのでKN対策から進化!)
・一晩水につけた馬糞でぐるぐる巻きにして鉢に植え付け
・高湿度ケース又は衣装ケースなどに放り込んで1ヶ月ほど待つ
・立派な根っこが出ているはずなのでミズゴケ等に植え替えうる
※ 発根適温は20~25℃です。気温で発根が遅れる場合があります。
弐 一部の根っこが傷んでいるとき→ベラボン養生
・下の方の赤黒い腐りをできる限りカット
・根っこも赤黒いところをカットし白いところを残す。
・根っこを途中でカットしたらアロンアルファ止め
・プラ鉢に軽石を敷いてベラボンで植え込む
・水通しをしながら1~2ヶ月待つか放置
・腐った部分をカットしてアロンアルファ止め
・新しく出てきた根っこを洗浄しミズゴケで養生
ベラボン養生2ヶ月以上かな?
下は腐って上に根っこが生えています。
切るのはここ
これが残るとしつこい
切ったあと、アロンアルファ忘れずに!
★2はKN対策のノウハウでリカバリ-します。
ノウハウ持ってなかったら無理ですから捨ててください。
どうしてもやりたければ(やらなくちゃいけないレア株なら)ご相談ください。
・洗浄して腐敗部をカット
・ダコニール又はオーソサイドで消毒
・軽石中粒を敷いて鹿沼単用で植え付け
・朝晩水通しとダコニール等で消毒
・発根してきたら古い根っこや葉っぱは取り除いていく
・3ヶ月くらい安定して育成したらミズゴケや用土に移行
こんな感じてすね。