土づくり
興味のある方は読んでみてください。
農家が農作物を育てるのに一番力を入れるが土づくりです。
こんな野菜は、本当美味しそうですよね。
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有機農法や無農薬栽培が主流となってきて、
そういった栽培法に力を入れている農家さんは土づくりに力を入れています。
土には植物と共生関係とも言えるつながりをもち、
栄養分を分解し植物が吸収できる形にしてくれる良性の土壌細菌と、
反対に植物を食べ物として病気に陥らせる悪玉の土壌細菌が共存しています。
この良性の土壌細菌を増やし、握ると簡単に崩れるような
地力(ちりょく)のある土が作物に良い環境になります。
そのために農家は、腐葉土、鶏糞、牛糞、油かすなどの有機物を畑に撒き、
耕して通気性を良くし、土壌細菌に分解させ植物の育成に適した環境を作っています。
また、水はけが悪ければ土を掘り起こし、藁を入れて排水を良くしたり、
土壌改良を行ったりしています。
アクアの世界では、「水づくり」が大切で私もそれに取り組んできましたが、
同時に、底床の状態も水草の育成に大きく影響します。
私は、良い底床=良い水 のような考え方を持っていますが、
なかなか、完璧!という状態にはまだまだです。
では、あぐら育成はどうでしょう?
私は完全に観葉植物として扱って、土も肥料も観葉植物用を与えています。
試行錯誤ですが、うまく育っています。
失敗しても田畑とは違い簡単に土を入れ替えられるんですから楽ですよね。
腰水栽培をされている諸先輩方もおられますが、
水質管理に大変なご苦労をされているんだろうと思います。
腰水栽培では、観葉植物用、あるいは花・野菜用の用土が使えません。
何故なら、半分水につけておいた状態では通気性が悪くなり用土が腐敗します。
鉢植えで「トレーに水をためないで!」と言われますが、
水分の過剰とよどんだ空気は根腐れを起こす悪玉細菌を増殖させてしまいます。
あぐらの適性phとか、育成諸条件等なかなか分かっていないこともあり、
こうしたらうまく行ったという話しを聞いてそのままやってもうまく行かない
場合もあると思います。
これは土壌細菌であったり、ph、植物が必要とする微量元素など
目に見えない要因があって生育の違いが生じているんだと思います。
ゴールデン培養土という製品があり、私もこの観葉植物用というのを使って
見ましたが、土の団塊構造を製造の段階で作り水はけと通気性を良くする
用土なので、確かに手間は省けます。
しかし、強制的に作られた団塊構造は灌水や長期の使用で簡単に崩れて
しまう可能性があると見ています。
潰れると団子になってしまうので使用期間はせいぜい半年かな?
こんど植え替えの際に状態を見てみたいと思います。
試行錯誤ですが、目指すは良性の土壌細菌が作る団塊構造の、
握ると潰れるふかふかの土であぐらを育てることです。
良性の細菌が作るふかふかの土では悪性の細菌が入り込んでも増殖することが難しく、
結果として植物が病気になり難くなります。
うまくいったらご紹介させて頂きますが、失敗したときは笑ってやってください。